トラウマ解消ヒーリング・感情トレーニング・ヨフィエルSAICOです。

私が一悟術ヒーリングを受ける前、インナーチャイルド・バーストラウマに苦しんでいたときのことを思い出して書いてみました。長くなりますがおつきあいください。

Contents

インナーチャイルド・バーストラウマの症状1 認識が歪む

インナーチャイルド・バーストラウマの症状一つ目は、認識が歪むということです。

図を使って説明しますね。
トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)がたくさんある人の自家製イメージ図をつくってみました。

トラウマが多い人ってこんな感じです。
もちろん、トラウマは目には見えないけど、なんかどんよりと曇ったイメージというのはわかっていただけたでしょうか?

なんか苦しそうですね。
こんなにいろんなものが取り巻いていたら、まあ認識が歪むのも仕方ないか、、という感じなんですが。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いとトラウマの反応で誤解が増える

トラウマが多いと正しい情報をキャッチする前に、トラウマがいろいろ反応するので誤解が多くなります。
聞き間違い、見間違い、勝手な思い込み、が多くなります。

トラウマが多いと聞き違い、勝手な思い込みが増える

例えば、「こんにちは」と、近所の人に挨拶されただけで、トラウマによって反応は違いますが、、
・嫌味をいわれた
・嫌われている。
・あの人は私を詮索している。
・仕事が忙しい私を妬んでいる。
・あの人は私に気があるんだわ。
などなど。。。
良くも悪くも勝手な勘違いをしやすくなります。

他にも、
・パートナーにあんなこと言われた。
・親にこんなこと言われた。という思い込みができることもあります。
実際には言われてないのに、そういう聞き違いというか聞いてないのに聞いたと思い込みをしてしまうこともあります。

トラウマが多いと見間違い増え、見え方も歪む

見え方も歪んできて、
・必要なものが見えない。視界に入ってない。
・自分の顔がすごく憎たらしくみえる。太って見える。
・すごく汚い部屋でもまったく気にならなくなる。ゴミがみえてない。
などなど。。が起こってきます。

トラウマが多いと客観的に物事がみれない。

トラウマが多いと、自分や周りの人、世の中を客観的にみれなくなります。
トラウマの反応が邪魔してありのまま見れないのです。

トラウマが多いと基本的にはネガティブな色眼鏡をかけて世界をみる傾向があります。

トラウマが自分の周りを取り巻いているから、世界は危険だ。人は信用できない。といったネガティブな世界観から世の中を見ることが多くなります。

トラウマが多いと、ネガティブと極端な理想化したポジティブを行ったりきたりする人もいます。

いつもネガティブの中にいるとつらすぎるからか、理想や完璧なものを求める気持ちも強くなります。

そうすると、極端にポジティブな認識をしてしまうこともあります。
・相手を勝手に理想化(あとでリアルな姿を知って裏切られたと勝手に思ったり)
・自分がすごく特別で救世主だと思い込む
・あるひとつの商品を理想化してはまり込んむ
といったことも起こりやすくなります。

さらには、自分と現実を切り離して、完全に空想や理想の世界にはいってしまうということもあります。

トラウマが多いと、悲劇のヒロインや極端な理想主義者になることも

トラウマが多いと、極端にネガティブかポジティブに振れてしまって、ありのままの自分や現実が見えません。

勝手に悲劇のヒロインになったり、実現不可能な理想論を振りかざしたりしてしまいます。

トラウマが多いときは、なかなか自分の認識がゆがんでいることに気付けない

トラウマが多いままでは、認識が歪んでしまっていることに、自分自身ではなかなか気づけないというのが、こわいところです。

私も、一悟術のトラウマ解消ヒーリングの後から、いろんな認識の歪みに気付きました。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)だらけの状態で生きていることのほうが、自分にとって普通になっているので、歪んだ認識のほうがリアリティがあったりもして。

さらには、その歪んだ認識を強化するような現実を引き寄せたり、もっと認識を歪めたり、ということもしてしまってました。

これは、渦中にいるときは、ほんと気づけませんので、注意が必要です。

インナーチャイルド・バーストラウマの症状2 自分が何したいかわからない

インナーチャイルド・バーストラウマの症状二つ目は、自分が何したいかわからないということです。

どこまでを、自分ととらえるかは、いろいろあると思うんですが、ここでは肉体だけでなく、魂や感情など目にみえないものもも含めて自分と考えてみます。

魂の目的に従って自分らしく生きている理想的な人の例

図を使って説明しますね。
まず、魂の目的に従ってどんどん進める理想的な人の図をみてください。(こんな理想的な人はあんまりいないので、あくまで理想です)

魂、肉体、感情、精神、過去生の才能の進む方向がすべて一致しています。
何がしたいかもわかり、それに対して自分の中にはじゃまするものがなく、迷いなく進んでいける状態です。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多く何をしたいかわからない人の例

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)の多い人は、いろんなトラウマやエゴが反応して、それぞれが様々な方向に進もうとしてしまい、まとまりがありません。

例えばこんな感じです。

魂 「私は◯○がしたいわ」

エゴ 「そんなことしたら危険だよ。何にもしない方が安全だよ。いまのままでいいじゃない」

インナーチャイルド 「世間体を考えたら、△△したほうがいいよ。みんなが認めてくれるよ」

バーストラウマ 「そもそも私が◯○する価値なんてないわ。私なんて存在しない方がいいのよ」

過去生トラウマ 「◯○して、なんども失敗したのを忘れたのか?そんなことしても村八分にされるだけだ」

感情 「とにかく何にも感じたくないし、何を感じているのか自分でもわからないんだ」

固定観念 「私は□□でなければならない」

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多い人の人生が停滞しやすい理由

トラウマが多いと、自分の中で、いろんな反応が起こりすぎてどれが一体、本来の自分かわからなくなります。

感情も抑圧しているので、どっちに進めば自分が楽しいのかもわからず、自分が何をしたいのかわからなくなってしまいます。

常に自己矛盾をかかえており、行動も右往左往。人生全体が停滞してしまいます。

トラウマを解消して、自分の感情をきちんと感じることができるようになることが、自分が何をしたいのかを知り、その方向に向かって進んでいく第一歩になります。

インナーチャイルド・バーストラウマの症状3 ありのままの自分を表現できない 自分じゃないものになろうとする

インナーチャイルド・バーストラウマの症状三つ目は、ありのままの自分を表現できない、自分じゃないものになろうとするということです。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、自分で自分をブロックしてしまう。


このようにトラウマに囲まれていると、、
本来の自分を表現しようとしても、トラウマや固定観念にブロックされて表現できません。

ありのままでいることを否定されたり、ありのままの自分を表現したときに傷ついてできたトラウマと関係

自分で自分をブロックしてしまう性質は、ありのままでいることを否定されたり、ありのままの自分を表現したときに傷ついてできたトラウマに関係しています。

例えば、子供のころの
・優秀な成績をとったときだけほめられた。
・明るい良い子でいるときだけほめられた。
・親の思い通りの行動したときだけほめられた。
・親の思い通りにしなければ批判されたり怒られたり、嫌味や皮肉を言われた。
・「あなたのために」などといって、親の思い通りに動くようコントロールされた。
・自分の気持ちや考えを表現したら、「自分だけよければいいと思って」「わがままだ」と否定された。
・自分の好きなものや大切なものを、否定された。バカにされた。
・容姿や存在自体を否定するようなことをいわれた。
・泣いたり、怒ったり、ネガティブな感情を表現すると、怒られたり、いやがられた。
といった経験からできたトラウマが関係しているかもしれません

トラウマと関連したネガティブな思い込みとも関係

このようなトラウマがあると、
・「自分には価値がないんだ」
・「ありのままではダメなんだ」
・「◯◯できる自分じゃないと価値がない」
・「ネガティブな感情を感じてはだめなんだ」
・「感じたことを表現したらだめなんだ」
といった思い込みができてしまいます。

トラウマと思い込みにより、常に自分の本音を抑圧するようになる

トラウマや思い込みに支配された状態になると、
・本音を抑圧して親のいいなりになってしまう。
・周りの顔色をみながら、自分の立ち位置を決めるという習性が身についてしまう。
・自分の感情にフタをする。
・「いい子」「明るい子」を演じる。
というふうになってきます。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、自分じゃない何かになろうとする理由

自分で自分をブロックしすぎて本音がわからなくなるから、とりあえず世間の基準にあわせる

長い間自分の本音を押し殺し、感情を抑圧し続けると、そもそも、何が本音だったかわからなくなってしまいます。

ありのままの自分が自分でもよくわからない状態になってしまうと、何を基準に生きていいのかわからなくなります。

そして、人からみて、わかりやすく認められる人間になろうとしてしまいます。
主体性がなくなり、世間一般の価値観や親の価値観に沿った生き方をしようとします。

自分らしくない人生、自分ではない何かになろうとする人生になります。

「ありのままの自分では価値がない」という無価値観の過剰保証として、自分じゃないものになろうとする

「ありのままの自分では価値がない。◯◯できる自分は価値がある」という思いが強いと、その無価値感を隠すために、過剰に◯◯できる自分の価値を証明しようとしてしまいます。

男性だと、
学歴、資格、社会的地位、収入、事業の大きさ、持ち物、女性遍歴、などを他人と比較して過剰に勝ち負けにこだわり、自分がすごいってことを常に証明しようとしてしまいます。

女性だと、
美しさ、上品さ、結婚や出産、良妻賢母ぶり、収入、持ち物、パートナーの社会的地位や収入、どれだけ愛されているのか、どれだけ必要とされているか、子供の優秀さ、などを他人と比較して自分のほうがすごいということを、常に証明しようとしてしまいます。

こうなると、そもそもが「ありのままの自分の無価値感を感じたくない」ための行動なので、客観的にみて、十分に成功していたとしても、なんだか心が満たされないという状態になってしまいます。

仮面をかぶった自分で認められても、ありのままの自分は認められたとは感じないのです。

ありのままの自分がおいてけぼりになっているんですね。

「ありのままの自分では価値がない」という無価値観にそのまま従って生きている場合

ありのままの自分でいることの無価値感がそのままでてくると、
・自分に自信がない。
・人前で緊張してしまう。
・自分を好きになれない。
・自分はダメだ。
・失敗がこわい。
・劣等感がつよい。
・きっとみんなに嫌われている。
・こんな自分は愛される価値がない。
といった感覚が強くなり、萎縮してしまうことになります。

人生全体にあきらめムードがただよいます。
自分の本来もっている良さが、全く発揮できない状態におちいってしまいます。

ありのままの自分でいるためには?

ありのままの自分でいるために、今よりもっと何かを手にいれる必要はありません。

自分を縛り付けている固定観念を手放し、トラウマを解消し、抑圧された感情を解放していけば、自然と、ありのままの自分になっていきます。

まずは、いらないゴミを捨ててください。

ありのままの自分で生きて行くために注意すること

トラウマを手放し、世間の価値観を手放したとき、楽になりますが、同時に、どう生きていってわからないといった感覚になる場合があります。

いつもまわりに価値判断基準をおいていたので、自分の中に価値判断基準が戻ってきたときに戸惑うのです。
自由になった不安、、みたいな。

こんなときは、不安を感じながら、自分の心の声に従いながら進んでOKです。
最初なれないうちは誰でも、不安なものですが、これが自分らしい人生のはじまりの感覚なのです。

インナーチャイルド・バーストラウマの症状4 こうしなければ、こうあらねば、で がんじがらめ

インナーチャイルド・バーストラウマの症状四つ目は、こうしなければ、こうあらねば、で がんじがらめになってしまうことです。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、固定観念が増える

トラウマがたくさんあると、こうしなければ、こうあらねば、という固定観念も増えます。
鎖でぐるぐる巻きになって、見えない牢屋に入り続けている状態になります。

トラウマが多いと固定観念が増えてしまう理由

トラウマというのは、出来事が起こった時点では対処できなかった感情と傷ついた記憶が瞬間的にタイムカプセル化されて、潜在意識の奥にしまいこまれたものです。

例えば、アイスを食べたいといって怒られて、対処できないほど傷ついてしまった場合、こんな感じのトラウマ(インナーチャイルド)が形成されます。

できたトラウマ(インナーチャイルド)は、潜在意識の奥に押し込められ、普段はなかったことにして生活しています。

しかし、傷ついた出来事と似たような出来事が起きたときには、トラウマ(インナーチャイルド)は刺激され、うごめきだし顕在意識に浮上しそうになります。

せっかく潜在意識に押し込めたトラウマ(インナーチャイルド)がうごめきだすと、辛いので、なるべくトラウマ(インナーチャイルド)が刺激されないように、自分のルールを作るようになります。

例えばこんなルールです。
・「アイスを食べたいと言ってはいけない」
・「何かを欲しがってはいけない」
・「お母さんの機嫌のわるいときにしゃべってはいけない」

こういうルールを作ってそれに従っていれば、トラウマ(インナーチャイルド)が刺激されにくいので、安心だと思ってしまうのです。

実際には、ルールを増やしても、トラウマ(インナーチャイルド)自体がなくなるわけではないので、根本解決にはなってないのですけどね。

こんなふうに、トラウマが多ければ多いだけ、トラウマを刺激しないようにと自分で作ったルール(固定観念)でがんじがらめになってしまうのです。

(固定観念は、トラウマからだけでなく、親から口うるさくいわれたことや、学校でならったことなどでも形成されていきます)

トラウマが多いと、自分でつくったルール(こうあらねば)を他人がやぶったとき、無性に腹が立つ

トラウマがいっぱいあると、こんなふうに一生懸命おさえているので、大変です。
自分のつくったルールに従って、トラウマの刺激をしないように頑張っています。

もちろん、他人は自分のつくったルールなんて知りません。だからそんなルールおかまいなしに生活しています。あたりまえです。
なので時々、自分のつくったルールを堂々とやぶって平気でいる人に遭遇します。

さっきのアイスの例でいくと、
「アイスたべたーい」となんの悪気もなく言う人をみかけてしまいます。

すると、なぜか、怒りがこみ上げてきます。
なんでこんな些細なことでイライラするのかな、私?って表面では思ってます。

こんなとき、実は自分では気づかないけど、
(ちょっと、なんであんた、私のルールやぶってるよ!私のトラウマが刺激されるやん!)という理由でイライラしてるんです。

自分に課するルールが多ければ多いほど、他人をみてイライラしやすくなってしまいます。

トラウマと固定観念とイライラのまとめ

まとめると、

トラウマを心の奥底に押し込めておくために、なるべくトラウマを刺激しないように、自分で自分を縛るルール(固定観念)を作る。

トラウマがたくさんあるほど、ルールが増える。
ルールが増えるほど、人生の自由度は減る。

さらには、無意識に、自分のつくったルールを他人にも守るよう強要してしまう。

自分のつくったルールを守らない他人をみると、怒りがこみ上げてくる。
ルールが多いほど、わけもなく、他人をみてイライラしやすくなる。

こんなふうになっています。

不要なルール(固定観念)の手放し方

必要なルール(固定観念)はそのままにしたとしても、今となっては不要なルールは手放したほうが、自分も自由にもなるし、他人にも寛容になれます。

まずは、他人にイライラしたときに、自分はどんなルール(固定観念)を持っているのかな?と自分を観察してみるのもいいかもしれません。

昔は自分を助けてくれたかもしれないルールでも、今はもう不要なルールなら手放しましょう。

インナーチャイルド・バーストラウマの症状5 人と距離を感じる・壁がある

インナーチャイルド・バーストラウマの症状五つ目は、人と距離を感じる 壁があるということです。

人とつながりを感じるときは、ありのままの自分同士で交流できたとき

人と距離を感じる・壁があるということの逆は、人とつながりを感じるという状態でしょうか。
人とつながりを感じる時というのは、ありのままの自分同士で交流できたとき、お互いの理解がすすんだときなのかなと思います。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、人と距離を感じる・壁がある原因

人と距離を感じる・壁がある原因は次のようなことが考えられます。

人とつながれない原因その1-感情の抑圧

感情を表現したら怒られたなどのトラウマがあり、感情を感じたら危険だとか、感じてはいけないという思い込みが強いと、感情を抑圧しがちになります。

感情を抑圧し続けると、感情に対して鈍感になります。
そうすると、人と共感することができなくなり、人との間に距離感を感じるようになります。

また、トラウマが多いと、どんなに感情を抑圧していても、トラウマが刺激されると普通の人は反応しないようなポイントで急に怒ったり、泣いたりと、感情に飲み込まれてしまうこともあります。

周囲からは感情が不安定でよくわからない人と思われてしまい、まわりからも距離をとられてしまうこともあります。

人とつながれない原因その2-人が怖い

トラウマとそれに関連した思い込みで、人が怖くなってしまいます。

・親に近づくと怒られた
・親が信用できなかった
・親に過保護にされた
・親にコントロールされた
・親の感情が不安定だった
・親から無条件の愛を与えられなかった
・親に愛情を求めたら拒否された
・親から精神的、肉体的虐待を受けた
・学校でいじめられた
といったトラウマがあると

・人に近づくのは危険
・人は信用できない
・人は自分を束縛する、コントロールしようとする
・人は裏切る
・人に見捨てられる
・人に恨まれる
といった思い込みが生まれます。

人が怖いので、人と自分の間に、壁をつくることで、自分を守ろうとします。

人とつながれない原因その3-ありのままの自分を知られるのが怖い

トラウマとそれに関連した思い込みで、ありのままの自分を知られるのが怖くなってしまいます。

・何かができた時だけ褒められた
・ありのままの自分を否定された
・他の子と比較ばかりされた
・「お前はダメ」と人格的に否定された
・親から無条件の愛を与えられなかった
・親から存在自体を否定された
といったトラウマがあると

・ありのままの自分では価値がない
・愛される価値がない
・幸せになる価値がない
・生きている価値がない
・自分はダメだ
といった思い込みができます。

ありのままの自分ではダメだと思っているので、その無価値感や自己否定感を隠すために人前では仮面をかぶるようになります。
ありのままの自分には価値がないと思い込んでいるので、仮面の自分が人から評価されるように頑張ります。

人前では、何かができる自分、物分かりのいい自分、いい自分、明るい自分、すごい自分といった仮面をかぶって過ごします。

人からの評価に敏感で、時には「周りはバカなやつばかり」を人を低くすることで自分の評価を守ろうとしてしまいます。

仮面をかぶった自分が、どんなにうまく立ち回っても、「ありのままの自分は価値がない」という思い込みはつきまといます。
「仮面を脱いで、ありのままの自分を他人にみせると、見捨てられる」という恐怖がつきまといます。

だから、ありのままの自分が知られないように、人との間に壁をつくってしまうのです。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、人との距離をうまく調整できないことが多い

自分で壁を作っているにもかかわらず、自分のことを無価値だとおもっているので、自分の価値を周囲の人の評価や感謝ではかろうとして、特定の人に必要以上にのめり込む場合もあります。

相手から認められたら自分はOK、認められないなら自分はダメと思い込み、自己犠牲を払ってまで、好かれるための行動をとってしまいます。相手の問題解決に必死になったり、自分を傷つける相手と関わりつづけてしまうということもあります。

こうなると、相手と自分とのあいだの境界がはっきりしなくなり、自分を傷つけたり、相手を傷つけたりすることが多くなってしまいます。

刑務所のような頑丈な壁をつくって中にこもったり、壁からでたときは極端に人との距離が近くなったりと、トラウマがたくさんあると、人との距離感の取り方が難しくなります。

トラウマが取れていくと、人と心地いい距離が保てるようになります。
仮面を脱いで、ありのままの自分同士で交流できるようになります。

インナーチャイルド・バーストラウマの症状6 すごく疲れる 体が重い

インナーチャイルド・バーストラウマの症状六つ目は、すごく疲れる、体が重いということです。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、エネルギーが滞る

トラウマは過去の傷ついた経験とそのときに処理しきれなかった感情エネルギーがタイムカプセルに詰め込まれて、潜在意識に押し込まれたものです。

それがこんな具合にたくさんあると、エネルギーの流れが滞ります。
全体的にエネルギーがどんより、よどんできます。

自覚症状としては、体がだるい、重たいといった感じになります。

エネルギーの滞りがひどくなると、慢性疾患として症状が現れてくることもあります。
免疫力も低下しがちで、風邪をひく、体調不良、も頻繁におこりがちです。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、いちいちトラウマが反応して疲れる

潜在意識に押し込めたトラウマは、傷ついた経験と似たような経験に反応してうごめきだします。

例えば、子供のころお母さんの姿が急に見えなくなって「見捨てられた」と思って傷ついたとします。
・もう生きてけない。
・私は愛されてないんだ。
・私は生きてる価値がない。
・私は必要ない存在だ。
・私はダメだ。
そんな思いが処理されないまま、瞬間的にタイムカプセルに詰め込まれてトラウマになります。

そういうトラウマがあると、大人になって、
例えば、彼氏からなかなかメールの返信がない。といった似たような状況が起こったときに、そのトラウマが反応します。

ただメールの返信が遅いだけなのに、
・もう生きてけない。
・私は愛されてないんだ。
・私は生きてる価値がない。
・私は必要ない存在だ。
・私はダメだ。
といったものすごくネガティブな感情が出てきてしまうのです。

そうすると、メールの返信が遅いというだけで、何度も何度もメールを送ってしまったり、相手に怒ってしまったりします。

こんなふうに、トラウマがあると、日常のささいな出来事や人の態度にもトラウマが反応して、自分でも訳がわからないまま、思わぬ行動や、思わぬ感情の爆発がおこってしまいます。

トラウマが多ければ多いほど、反応するポイントがたくさんあるので、日々反応しまくりで、疲れてしまいます。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、感情を抑圧するため、疲れるし、エネルギーも滞る

トラウマの反応で、思わぬ行動や思わぬ感情の爆発を起こさないように、固定観念で自分を縛りつけたり、感情を完全に抑圧してしまう人もいます。

この場合も、実は疲れます。

こんな感じで、トラウマや感情を抑えつけるために、多大なエネルギーを使ってしまうからです。

大人になると、基本的には新たなトラウマはできません。(災害や事故などの特殊な場合を除いて)

しかし、子供のときに抑圧した感情も、大人になってから抑圧し感情も、エネルギーの滞りとしてどんどん溜まっていきます。

感情を抑圧すればするほど、エネルギーの滞りが増えるので、どんどん体が重くなり、体調が悪くなり、疲れやすくなってしまいます。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、楽したいと常に思ってしまう!?

というわけで、トラウマが多いと、自分で思っている以上にエネルギーの消耗がはげしいです。疲れます。

かくいう私も、トラウマがたくさんあって、感情を完全に抑圧しいていたときは、本当に疲れていました。
肉体的にも精神的にもとにかく疲れやすい。という感じでした。

こんな状態のとき出てくるのは「楽したい」という発想。

今思えばなんで?って思うぐらい「楽に◯◯できる」というものを求めていました。

「楽に痩せれる」「楽に稼げる」「楽に願いを叶える」みたいなものにはまってましたね。
でも、「楽に◯◯できる」っていうのは、だいたいうまくいかないし、一時的にうまくいってもリバウンドがありました。

一悟術ヒーリングを受けた後、トラウマが解消されると、体が楽になってくるし、トラウマの反応が減るので精神的にも楽になりました。

トラウマが減って楽になると、エネルギーが消耗されないためか、不思議と「楽したい」という発想があまりでなくなりました。

「地道に淡々とやったほうが早いやん」と思えるようになったんですね。

トラウマだらけだった私は自覚していた以上にエネルギーを消耗していて、心底疲れていたから、「楽したい」と思っていたんだな~と、後になってわかりました。

なので、「楽したい」という発想ばかりでてくるとしたら、もしかしたら、あなたは、自分で思っている以上にトラウマがあって、エネルギーが消耗しているのかもしれないですよ~。

インナーチャイルド・バーストラウマの症状7 体の声に気付きにくい

インナーチャイルド・バーストラウマの症状七つ目は、体の声に気付きにくいということです。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、体感覚や五感が麻痺しやすい

トラウマがたくさんあると、体感覚や五感が麻痺しやすくなります。

傷ついた経験が積み重なると、体感覚や五感を麻痺させて、自分を守ろうとします。

大人になっても、体感覚や五感を麻痺させてしまう癖がなくならないので、痛みに鈍くなったり、味覚が鈍くなったり、満腹感がわからなかったり、、、
体が信号を送っていても、それに気づけない状態になります。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、病気をこじらせやすい

体の声、信号に、素早く気づくことが出来れは、すぐに対処することができるので、大事にはなりにくいです。
体の声、信号に、気づくのが遅いと、重症化してから気づくことになってしまいます。

風邪のひき始めに対処できれば、すぐ治りますが、こじらせると長引くみたいな感じです。

昔病院で働いていた時、
最初に「あれ?おかしい」思ってから2-3年放置していました、という患者さんが一定数いました。

聞いてみると、
・大したことないと思い、無視してしまった。
・これはやばいとわかっていたが受け入れられないので放置した。
・人の介護や仕事を優先し、気付いていたが放置していた。
・サポートしてくれる人がいないからどうしていいかわからず放置していた。
・自分は病院へいって見てもらう価値がないと思って放置していた。
だいたいこんな理由でした。

「あれ?おかしい」って思った時に病院に来てくれていたら、、、って思ったこともありました。

当時は気付いてませんでしたが、わかっていても長期間放置してしまうのは、トラウマが原因だったのかもしれません。

トラウマがたくさんあると、体の声に気付きにくいだけでなく、気づいたとしても、無視したり、人を優先したり、無価値感から放置したりしてしまい、対処を行うのが遅れがちになるようです。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が解消されると、感覚が開いていく

一悟術ヒーリングを受けた後に、視界が開けた感じになった、世界が明るくみえるようになった、嗅覚が鋭くなった、料理の繊細な味がわかるようになった、という変化に気づく方もたくさんいます。

トラウマが解消されると、五感の麻痺も解消されていくみたいです。

トラウマを解消すると、世界に対する不信感が減っていきますので、オープンな自分になっていきます。

もっともっとと、たくさんのものを求めなくても、自分の感覚がオープンになっていくと、同じことをしていても、たくさんのことを受け取れるようになるんですね。

感覚を開いていくということも、豊かさへの第一歩かなと思います。

インナーチャイルド・バーストラウマの症状8 感情を無意識に抑圧しがち

インナーチャイルド・バーストラウマの症状八つ目は、感情を無意識に抑圧しがちということです。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、感情を抑圧する癖がつく

トラウマをたくさん持っていると、感情を抑圧する癖がついてしまいます。

感情を抑圧してしまう原因1-感情は怖い、得体の知れないものと思っている

・親が感情を爆発させる姿をみて怯えていた。
・自分が感情に飲み込まれて思わぬ行動を取ってしまった。
・頻繁にネガティブな感情に飲み込まれて苦しかった。
といった経験が関係しているかもしれません。

感情を抑圧してしまう原因2-感情を出すのはいけないことだ、感情を出す人間はダメなやつだと思っている

・男なら泣くなと言われた。
・感情を出した時に笑われたり怒られたりした。
・感情を表現することを禁止されていた。
といった経験が関係しているかもしれません。

感情を抑圧してしまう原因3-感情は無駄なもの、いらないものと思っている

・感情を押し殺してでも何かをさせられた。
・感情的になることで、自分の欲しいものが手に入らなかった。
・親が感情を表現しないひとだった。
といった経験が関係しているかもしれません。

感情を抑圧する癖がつくと、大人になっても、なかなか直らない

本来は自分の身を守るために身につけたはずの感情を抑圧する癖ですが、大人になってもその癖は意識しないとなかなかなくなりません。

トラウマをたくさん抱えた大人は、感情を抑圧する癖をもちながら、生活してしまいます。

・やりたくない仕事でも何も感じないようにしてやってのけます。
・無意識に忙しくして、何も感じないままたくさんのことをやろうとしてしまいます。
・人の世話に忙しくして、自分が何を感じているかは見ないようにします。
・たいして食べたくないものを、大量にたべたりして、嫌なことを感じないようにします。
・何かに依存して、自分が何を感じているかを見ないようにします。

こんなふうに、無意識に感情を見ないようにする生活をしてしまいます。

感情を抑圧することの問題点

感情を抑圧すると何がいけないのでしょうか?

感情は、本来、感じつくすと消えてしまうものなんです。(ポジティブなものもネガティブなものも)
でも、感じずに抑圧された感情は、ゴミのようにどんどん潜在意識にたまってしまいます。

そうすると、
・エネルギーの滞りがうまれ体調不良となって現れます。
・溜め込まれた感情が、刺激されると、思わぬ大爆発をおこすことがあり、感情がかなり不安定になってしまいます。
・溜め込まれた感情が多いと、魂の周りを雲のように覆ってしまい、魂の声が聞こえにくくなってしまいます。
・やりたいことがあっても、エネルギーがわかない。何もやる気がしない。

こんなことが起こってしまうのです。

抑圧し続けて溜まった感情はどうすればいいのか?感情との付き合いかた

では、ゴミのように溜まった抑圧された感情はどうしたらきえてくれるのか?

まずは、これから新たなゴミをためないように、自分の感情に意識を向けるようにしてください。
静かな時間をつくって、「今自分は何を感じているかな?」と自問自答してみてもいいでしょう。

自分が感情を抑圧する癖をもっているということに気づくことが大事です。(ちなみに現代人はほとんどの人が多かれすくなかれ感情を抑圧する癖をもってます)

そのあと、溜まっているゴミ状態の抑圧された感情に意識を向けていきましょう。

ゴミ状態の感情の処理に興味あるかたは、感情トレーニングをどうぞ(一言では説明できませんので)

常に感情を感じることができるようになって、完全に、生ゴミ状態の感情もきれいになると、感情は怖いものでも、邪魔者でもなく、自分が望む人生を送っていくための力になってくれます。

頑張らないでも、すいすいと進めるようになっていきます。

まだまだ私も取り組み中ですが、感情トレーニングの手法を使うことで、感情が怖いとか、そういった感覚はなくなりました。
ニュートラルに、ポジティブな感情も、ネガティブな感情も感じることができるようになりました。

頑張らないでも、すいすいと進める状態にはまだなれてないかもしれませんが、、つい、頑張り癖が顔をだします。。

インナーチャイルド・バーストラウマの症状9 願いが叶いにくい

インナーチャイルド・バーストラウマの症状九つ目は、願いが叶いにくいということです。
トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、願いが叶いにくい要因はいくつかあります。

トラウマが多いと願いが叶いにくい理由1-そもそも願いがずれている

トラウマが多いと、「ありのままの自分には価値がない」と思っているので、親や世の中の価値観に沿った生き方をしようとします。

・自分の願望だと思い込んでいるものが、実は、親の期待に応えるためのもので、本来の自分が望んでいることではなかった。
・願望だと思っていたことが、自分の無価値感を隠すためのためのものだった。
・すごいといって自分を認めてもらいたいがための願望だった。
ということが、よくあります。

顕在意識で願望だと思っていても、潜在意識にでは全く望んでいないことであれば、なかなか叶いません。

たとえ、無理して、多大な労力を使って、叶えたとしても、本来の自分が望んだものではないので、満足感が得られません。

トラウマが多いと願いが叶いにくい理由2-願いを叶わないようにする勢力が自分の中に潜んでいる

トラウマが多いと、幸せや成功を恐れる勢力が自分の中にいることもあります。

・いつもダメだといわれてきた。
・成功しても喜んでもらえなかった。
・成功したら妬まれた、いじめられた。
・失敗したときだけ親が構ってくれた。
こういったトラウマがあると、

何かをやろうとすると、こんな声がきこえてきたりします。
・成功したら危ない。
・幸せになってはダメ。
・成功する価値のない人間だ
・どうせ自分にはできない。
・何をやってもうまくいくわけがない。
・成功しても恨まれるよりは成功しないほうがまし。
・成功したら嫌われるよ。

願いと叶えたい気持ちと、叶えたくない気持ちの両方が自分の中にあり、引っ張り合いをしてうまくすすめません。

トラウマが多いと願いが叶いにくい理由3-エネルギーがない

トラウマがあると、トラウマを抑え込むためにエネルギーが消耗します。

いくらトラウマを押さえ込んでいても、トラウマと似たような経験が起こるたびにトラウマが反応して、あばれだします。トラウマの反応に振り回されて、もっとエネルギーが消耗します。

こうなってくると、すでに疲れきっているので、願望を叶えるためのエネルギーが残っていません。

また、トラウマが多いと感情を抑圧する癖がついているので、願望をかなえようのしても、感情エネルギーの応援がないので、ガス欠の車のようになってしまい、願望に向かって進んでいけません。

トラウマが多いと願いが叶いにくい理由4-何もしないでもあっという間に叶うという幻想にひたっている

トラウマがたくさんあると、生きているだけで苦しいので、幻想に逃げたくなります。
楽に願望が叶う方法などに走ってしまいがちです。

どんな方法でも、きちんと積み上げていけばいいのですが、トラウマがあると、すこしやってみてうまくいかないと、すぐ投げ出してしまいがちになります。

そして、どんどん、新しい、楽に何もしないで願いが叶う方法を試しますが、どれも最後までやり遂げません。
何かをやっては投げ出してを繰り返して、「やっぱり自分はダメだ」という思い込みを強化してしまったりします。

願望が楽に叶うことが悪いわけではありませんが、幻想に逃げてしまうことが問題なのです。

トラウマが多いと願いが叶いにくい理由5-結果重視で、プロセスが楽しめない

トラウマが多いと、自分がどう感じるかよりも、世間からの評価のほうが気になります。
そうすると、どうしても結果重視になってしまいます。世間は結果しか評価してくれないからです。

でも、結果ばかり追い求めるとプロセスが楽しめなくなります。結果がうまくだせないと激しく落ち込んでしまったりもします。視野が狭くなり、小さな結果に執着し続け、何のためにやっていたのか忘れてしまいます。

さらには、願いが叶っても、心の満足が得られず、次々と新しい願いにむかって進んで行くことになりますが、常にむなしい感じがつきまといます。

願いが叶うまでのプロセスを楽しむことができると、楽しみながら願望を叶えることができますし、心の満足感もあります。

願望がなかなか叶わないときは、願望を注意深くみてみよう

トラウマが多いといろんな要因で願いが叶いにくくなります。

願望がなかなか叶わないときは、まずは、自分の願いが、本来の自分の願いなのか、親や世間の価値観を鵜呑みにしただけの願望なのか、注意深くみてみるのがいいかもしれません。

インナーチャイルド・バーストラウマの症状10 自分のことが好きになれない

インナーチャイルド・バーストラウマの症状10個目は、自分のことが好きになれないということです。

トラウマ(インナーチャイルド・バーストラウマ・過去生トラウマ)が多いと、自分のことが好きになれない要因はいくつかあります。

トラウマが多いと、自分のことが好きになれない理由1-自分に対する否定的な言葉が頭の中でリフレイン

子供の時、親は自分の生死をにぎる絶対的存在です。子供は親が間違っているとは思いません。たとえ、親から理不尽な扱いをうけても、言われても、そのまま無批判に受け入れてしまいます。

・「お前なんていらなかった」
・「私が不幸になったのはあんたのせいよ」
・「だからお前はダメなんだ」
・「あんたにそんなことできるわけがない」
・「こんなダメな子はうちの子じゃない」
・「まだまだダメね」
・「あんたなんて愛されるわけがない」
・「どうせできないわよ」
・「こっちにくるな」
こんな否定的な言葉も無批判に取り入れて、本当にそうなんだと思いこんでしまい、大人になっても頭の中でリフレインしてしまいます。

言葉だけでなく、親の態度(関心を持ってもらえない、忙しそうにする、必要な時に助けてもらえないなど)からも、「自分はダメなんだ」、「愛される価値がない」と思いこんでしまい、ずっとつきまとってしまうこともあります。

常に、自分に対する否定的な言葉ばかり湧き上がってくるので、自分のことを好きになれません。

トラウマが多いと、自分のことが好きになれない理由2-完璧な自分じゃないと好きになれないという思い込み

子供の頃、ありのままの自分を認めてもらえずに、「◯◯なら良い」「△△ならダメ」と条件付きの愛しか与えられなかった場合、

・もっと◯◯になれば好きになってもらえるが、ありのままの自分では価値がない。
・△△を治せば好きになってもらえるが、ありのままの自分では価値がない。
と思いこんでしまい、自分で自分に対しても、条件付きの愛を与えようとしてしまいます。

親の価値観を通して自分自身をみて、完璧じゃない自分を責めてしまいます。
・もっと◯◯にならないと自分のことは好きになれない。
・△△な部分を持った自分は好きになれない。
と思い、自分で自分のありのままの姿を否定してしまうため、自分のことを好きになれません。

トラウマが多いと、自分のことが好きになれない理由3-自分のニーズや欲求を無視している

子供のころの満たされなかったニーズや欲求はトラウマ(インナーチャイルド)として、心の奥に封印されてしまいます。

例えば、
・安心して睡眠をとりたかった。
・自分のペースでご飯を食べたかった。
・安心していれる場所がほしかった。
・ありのままの自分を認めてもらいたかった。
・もっと一緒の遊んでもらいたかった。
・一緒に過ごしてもらいたかった。
・もっと注目してほしかった。
・話を聞いてもらいたかった。
・思ったことを自由に話したかった。
・失敗をしても見捨てないでほしかった。
・無条件で愛されたかった。
・自分にとって大切なものを大切にしてほしかった。
こんな、ニーズや欲求が封印されているかもしれません。

子供の時は、親は絶対的存在で、子供は親が大好きです。子供は、自分のニーズや欲求を無視してでも、親を喜ばせようと頑張ります。

長年、自分のニーズや欲求を無視していると、何が自分にとって必要なことなのか、自分は何が欲しいのかがわからなくなってしまいます。

自分を大切にするというのは、自分のニーズや欲求に耳を傾け、それを満たしてあげるということです。

でも、自分のニーズや欲求が自分でわからなければ、それを満たすこともできず、自分を大切にするということがどういうことかわかりません。

自分を大切にできないと、だんだん自分のことが嫌いになってきてしまいます。

トラウマが多いと、自分のことが好きになれない理由4-自分が否定される環境に身を置いてしまう

トラウマがたくさんあって、自分を否定されたり、認めてもらえなかったり、大切にされなかったりという経験が多いと、大人になっても、どういうわけか自分を否定したり、認めなかったり、大切にしてくれない環境に身を置いてしまいがちです。

子供の頃から、否定的な環境で育ってきたので、そちらのほうが馴染みがある。というのもあるでしょう。

客観的にみたら、ひどい状況に身を置いていても、認識の歪みから、自分では気づけないという場合もあります。

自分を否定したり、認めてくれなかったり、大切にしてくれない環境に身を置き続けると、ますます自分のことが嫌いになってしまいます。

自分のことを好きになっていくためには?

自分を好きになっていくためには、ざっくり言えば、上記4つの反対のことをしていきます。

頭の中でリフレインする自分に対する否定的な言葉を検証

頭の中でぐるぐるする自分に対する否定的な言葉を検証し、不要なものを手放します。
代わりに自分に対する肯定的な言葉がけをしていきましょう。

完璧な自分じゃないと好きになれないという思い込みを手放す

完璧主義をやめて、自分に欠点もあってもいいと認めていきましょう。

自分を大切に扱う

自分を大切にするというのは、自分のニーズや欲求に耳を傾け、それを満たしてあげるということです。
自分のニーズや欲求に気づいて、できる範囲で自分で満たしていくことから始めましょう。

自分が否定される環境から離れる

自分が否定されるような環境から離れ、対等な関係を築ける環境に身を置くようにしましょう。

注意事項 今すぐ自分を好きになれなくても自分を責めないこと

自分を好きになろうとして、すぐに自分を好きになれないからといって、自分を責めるというのは逆効果です。

ゆっくり進んで行く必要があります。

もちろん、一悟術のトラウマ解消ヒーリングも併用すれば、より効果的です。