トラウマ解消ヒーリング・感情トレーニング・ヨフィエルSAICOです。
自分の内面を変えるとざっくりいってもどこから手をつけていいかわかりにくいですよね。
こういう場合、心の中を細かくみていって、改善しやすいところから手をつけていくというのがいいかもしれません。
それに、心のそれぞれのパーツによって解消法は変わってくるので、そのほうが取り扱いやすいともいえます。
いろんな例え方がありますが、海に例えてみたいと思います。
海に船が浮かんでいます。
船には人が一人乗っています。
船は固定観念やアイデンティティーでできています。「自分はこうだ」「世の中はこうだ」という思い込みです。
そして、船にのっている人は自意識です。主体、いわゆる”狭義の自分”です。
自意識が、船の方向性を決めます。
自意識が乗っている船の下の、海は、感情です。
感情の起伏が激しいと波が大きくなります。
とはいえ、海なので、まったく波がなくなることはありません。
波の動きを、自意識は常に認識しています。自意識は海の波の状態にすぐに反応します。
感情の大きな波に飲み込まれないように、常にモニターしてます。自意識はとっても繊細で傷つきやすいんです。
それでも、やっぱり、時々は感情の大きな波に飲み込まれることもあります。
「いちいち感情の波に飲み込まれていたら、自分の思う方向にすすめないじゃないか」と自意識は思います。
波の影響を受けないように、もっと船を大きくしようと、あるとき思い立ちます。
そして、船を大きくしていきます。つまり、固定観念とアイデンティティーをどんどんふやしていくのです。自分のルールでがんじがらめの世界をつくりだします。
「ああ、これで感情の波に悩まされることなくなるはず」と自意識は安心します。
しかし。。。。
(つづく)
<心の構造シリーズ>
感情の海と船と海底のはなし(心の構造1)感情は海のようなもの ← この記事
感情の海と船と海底のはなし(心の構造2)感情抑圧の弊害
感情の海と船と海底のはなし(心の構造3)インナーチャイルド バーストラウマ 魂
感情の海と船と海底のはなし(心の構造4)過去生トラウマ
感情の海と船と海底のはなし(心の構造5)固定観念 信念 アイデンティティー